二つ目は8月13日。台風と疲労の影響を受けて、釜石市のホテルに宿泊することにした。
タイトルにもあるよう、今回は1人旅の醍醐味についてだ。
一体なんでしょうか。
ホテルから出ずにひたすら部屋でだらだらする。
町中の銭湯に入りまくる。
景色のいいところで昼寝する。
なんでもない店に手当たり次第入りまくる。
チガウ。チガウ。
ちなみに僕は男です。
そう、そうデス、そうですヨ。
風俗です。(本当に冗談)
釜石市にあるお店(デリバリー型)を調べたところ(調べたのは調べたよ)、なんと釜石市には風俗がないことが判明。最短で50キロ以上離れた盛岡市だって?!?!そんなの頼めないよ!!今回の旅費が3分の1くらい溶けちゃうよ!!
仕方ない!こうなったらヤケ酒だ!!!
いや若干風俗に行くつもりはあったが、元より1人で居酒屋に入ることを予定していた。
そう!!1人旅の醍醐味といえば、ザ☆地元☆の居酒屋に入ってみることだよね。ウンウン。
ではでは、店探し。
釜石市は人口3万人ととても小さい(面積は大きいが)街である。そのためいわゆる飲み屋街が1つしかなく、15軒ほどしかなかった気がする。チェーン店は1つもなかった。まあ、こういう時は自営業の店ですよね。
それにしても1人で地元色強いお店に入るのって本当に怖い。店内の雰囲気と席の埋まり具合を確かめるために、軽く30分はうろついていた。店の中が見えないタイプの店はなし。盛り上がりすぎてるのもなし。
18:30分
もう店の中に入ってる人が、外の自分を認知するくらいぐるぐる歩き回って怪しまれるくらいになってようやく焼鳥屋小太郎に入った。
入ると、店員さんが出てこない。カウンターが"コ"の字になっていて、左側に男女4人、右側におっちゃんが2人いた。すると右側に座ってるおっちゃんが「ほら!ここ座り!」と言ってくれ、隣へ。話すとこの店のオーナーらしく好きなだけ呑み食いしろよと言ってくれた。なんて優しいの。
ブリ鎌
20:00を過ぎたあたりで、おじさん2人がワシら帰るから好きなタイミングで帰りや!と帰ってしまった。
このタイミングで反対に座っていた男女4人、のちの夫婦2組が話しかけてくれて、そっち側に移動。まあ結構呑んだ。
関西を出ると、関西弁がひたすらにウケる。40代の夫婦2組の方だったのですが、親世代の人と呑むのが初めてでめっちゃ楽しかった。御家族の話もしてくださり、大変そうではあるけど羨ましいなと思ったし、こんな大人になりたいっていう理想像でもある。後日、旅の途中で何度も連絡をくれた。助かりました。
何時か分からんけど店を出る時間になった。良い時間だったなと。ここまで店選び成功することあるか?!?!
店のオーナーと会い、たまたま旅行で来てた4人に会う。会うだけならできるけど、会って喋って呑んで笑ってっていうのが貴重。お宝。
店を出てサヨナラ。ホテルに帰る。
あ〜良い夜やったなあ〜。楽しくて戻りたい、けど戻らん方がいい気がするあの感じ。また会いたいな〜。物思いにふけりながら、暗い道を歩く。
そして、部屋に戻った瞬間、一本の電話をかける。
「釜石市のホテルマルエの403号室に。はい。90分で。あ、オプションは結構です。」
おわり。