8月2日朝5時。泊まっていたテントを片付けて歩き始める。恐らくこのルートでの今日の1人目なはず。ッシャ!
昨日の雨が登山道沿いに生えているダケカンバ(私は偽白樺と呼んでる)やシラビソ(クリスマスツリーみたいなやつ)を濡らしている。体が当たれば水が落ちて服やバックパックを濡らしてくる。私はこの2つの植物がすごい好きである。
THE・森感を演出してくれ、高所に来たと知らせてくれるのである。
右がダケカンバ、左がシラビソ
こんな感じで道にはみ出している。パンパン、はみ出している。
まだ日差しがなく、回りの木々の背が高いため薄暗い。ライトは要らないけど。
登り始めて15分。やはり若干の恐怖と孤独感。恐れているのは熊や道が合ってるのかというもの。孤独感はうん、そのまま。
聞こえるのは自分の足音と息遣いと鳥の声だけで、立ち止まったら尚更、自分は要らないのではと思わせるほどの鳥と風の音。
これがたまらなく心地良い。一緒に体験しに行こ!ができない、1人の時だけの感覚、感触?気持ち?感情?の全部が入り混じったような。
だんだん標高が高くなってきて、心臓もバクバク。そんな時止まって後ろを振り返ると街が朝焼けでほんのり赤くなっている!!登ってきたという事実とと明るくなってきているのを噛み締める。山では山頂から見る景色よりこういう登山道からひょっこり見えた時の方が嬉しい時が多々、多々ある。
写真あんまり赤くなってないですね。でも赤かったんだ。「うおおお〜、よっしゃ〜」って言ってました。
影が出るまでのこの薄暗い時間。みんなも好きだよね。味わいに行こう!!
今回の山行では歩く人々の写真を撮らしてもらいった(モノクロフィルム)
現像が楽しみである(高すぎやろボケ)